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いつもお世話になっています。
札幌中央卸売市場、
仲買、木内商店のカズです。

今日は過去の相場に学ぶということで
写真をドドン!
酷い相場

社外秘、少しぼかして表示しています。

2012年4月に、
大根10kgの相場が
4000円ほどになっているのが
判ります。

この年の3月、
大根は通常に高い時の
相場である1500円程度と
なっておりました。

普段であれば数日もすれば
相場は落ち着きます。

理由は単純で高い品物は
売れないからです。

しかし、この時の相場は違いました。

連絡事項
『畑に本当になんにもありません』

((((;゚Д゚)))))))
何言ってんの?!
意味わかんないんですけど?

理解してもしなくても
翌日から相場は
物凄い勢いで
上げていきます。

思えば、(調べると)
この時期に
収穫される大根の
播種時期は千葉、
神奈川で雪、雨、
その後の低温で殆ど
種を植えていないのが
原因です。

。゚(゚´Д`゚)゚。
先に言おうよ!!
でも、
高く買えば品物は
くるじゃん!!
(通常ならそうです)

いいえ、
殆ど無い品物では
北海道送りのコンテナ
一杯にはできません。

かくして、
大根は他の野菜の間に
挟まる形で札幌の市場
に少量のみ辿り着きます。

いくら高く買っても増えないし、
品物の取り合いです。

故に、毎日、倍々ゲーム
で品物の価格は
跳ね上がります。

10日間ほど続いて相場は
ガタ下げで落ち着きました。

つまり、産地も含めて
関係者全員が相場動向を
読めていないのです。

その時、私ことカズは
思いました。

“信用できるのは己のみ”

条件を察知したら、人の話には
流されない、自分のやり方
でやろう。

以降、成功と失敗の繰り返し
です。

そうやって買人は強くなります。

しかし、
当時のことを思い出すと

間違いなく
“フザケンナ”です。

お客さんも当時
思ったでしょう
“フザケンナ”

猛省しきりです。

おかしな相場に
はまらないことを心に
誓ったカズでした。

それでも、尚、繰り返す。
中央卸売市場でした。

新カテゴリ、
“過去の相場に学ぶ”
第一弾、記事は以上です。